| 小名木川は最後の橋、番所橋から100メートルほど下流で旧中川と合流する。 大正13年（１９２４年)水害対策として、荒川放水路(現在の荒川)を完成させたことにより、埼玉県を源とする中川が、葛飾区を流れる上流部分と江戸川区・墨田区・江東区を流れる下流部分に分断された。分断された下流部分を旧中川と称する。 旧中川の上流取水口は江戸川区の木下川水門、下流放水口が江東区の荒川ロックゲートである。 分断された上流側中川の名称はそのまま中川と称し、荒川と並行して下り最終的には荒川に合流して東京湾に流れる。 尚、他に新中川と称する河川があるが、これも水害対策として、葛飾区高砂で中川から分流させた中川放水路のことで、江戸川区の旧江戸川と合流する。 旧江戸川はかつての江戸川の本流である。昭和18年(1943年)水害対策とし、江戸川区と千葉県市川市との間に江戸川水門を建設して下流部分を分流し、上流部分は新たに掘削した江戸川放水路につないで本流とし、千葉県市川市の海上に流した。 ST4012では番所橋から遊歩道を旧中川に架かる平成橋へ、さらに平成橋を渡って荒川を左手に眺めながら荒川ロックゲートに至った。その道を引き返して再度平成橋を渡って一般道(都道477号)から番所橋に至り、中川船番所資料館まで散策した際の風景である。 |
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001 小名木川と番所橋 |
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002 手前が小名木川、前方は旧中川 |
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003 中川大橋 構造 鋼製ガーター橋 橋の長さ 101m 橋の幅 12.8m 竣工 昭和50年(1975年) 当初架橋 昭和2年(1927年) |
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004 平成橋 |
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005 平成橋 構造 アーチ橋 橋の長さ 105m 橋の幅 16m 竣工 平成6年(1994年) |
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006 |
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007 前方は 小名木川排水機場 竣工 昭和44年(1969年) |
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008 荒川ロックゲート 荒川と旧荒川を結ぶ閘門 平成5年(2005年)完成 |
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009 荒川ロックゲート |
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010 荒川ロックゲート前から荒川を望む 前方の橋脚は中央環状線 |
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011 荒川の土手から 前方の白い橋は 都営(新宿線)旧中川橋梁 奥の緑色の橋梁は船堀橋 |
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012 平成橋 東詰 |
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013 |
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014 平成橋を渡り 都道477号線を右折すると 間もなく 番所橋に至る。 |
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015 番所橋上 南東詰より |
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016 番所橋上 小名木川上流を望む |
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017 番所橋上 旧中川との合流点を望む 左手角あたりに中川船番所があったという。 |
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018 番所橋を北に進み最初の交差点を右折して最初の角に 中川船番所資料館がある。 所在 江東区大島9-1-15 バス停「第五大島小」下車２分 中川番所は寛文元年(1661年)小名木川の河口に設けられた。主な役目は小名木川を通る川船の積荷と人を改めることであった。 資料館３階には番所が再現されている。 |
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019 中川船番所資料館入口 撮影日 2014.9.27 完 |
ST4012 東京の橋60 旧中川平成橋から荒川ロックゲートまで
